GPD WINMAX 2021年モデル登場、変更点や旧モデルとの比較情報
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GPD WINMAXに2021年モデルが新しく登場しました。基本的には旧来モデル(2020年、無印)のアップグレード版になりますが変更点等まとめました。
GPD WINMAXの使用感等は下記の旧モデルのレビューをご参考ください。
「GPD WIN MAX 3か月ほど使ってみたのでレビュー」
CPUが第11世代(Tiger Lake)に
旧モデルは第10世代(Ice Lake)のCorei5CPUでしたが、intelモデルは第11世代(Tiger Lake)Corei7CPUにアップグレードされました。GPUの実行ユニット数が増えているのでゲーミングPCとしての性能アップが期待できます。
SSDが512GBから1TBにアップグレード
容量を圧迫しやすいゲーミングPCとしては順当なアップグレードです。本体分解することでSSDにアクセス可能なので、より高速なSSDに変更したり、2TBのSSDに変更する、といったチャレンジも可能です。
「GPD WIN MAXの内蔵SSDの換装と交換可能なSSD一覧」
Corei7モデルが登場
第10世代のCorei5モデルから第11世代のCore i7モデル(Core i7-1195G7)にアップグレード。Core i7-1195G7は第11世代のモバイル向けCPUの中でも最高クラスのCPUで、ポータブルゲーミングPCに搭載されるCPUとしてもトップクラスのCPUなので、ハイエンドゲームをプレイする場合にはうれしい変更点です。
AMD Ryzenモデルが登場
従来のIntelモデルに加えて、Ryzen 7 4800Uが搭載されたGPD WIN MAXが登場しました。IntelモデルのCPUが4コア8スレッドなのに対して、Ryzen 7 4800Uは8コア16スレッドのCPUを搭載。マルチスレッドを駆使するような環境ではパワーを発揮します。
AMD RyzenモデルとIntelモデルの違い
基本的にはCPU/GPUの違いですが、それ以外の大きい差異として、Thunderboltポートの有無があります。Intelモデルに搭載されているThunderbolt4ポート×2がAMDモデルではType-Cコネクタ×2になります。AMDのチップセットは標準ではThunderboltをサポートしていないので仕方がないのですが、外部GPUを接続してゲームをしたり、高速なストレージを接続したりと、Thunderbolt機器を利用したい場合にはIntelモデル一択になります。
CPU/GPUの違いですが、IntelモデルのCPUが4コア8スレッドなのに対して、AMD Ryzenモデルは8コア16スレッドのCPUを搭載しています。
ベンチマークと実体感でも差があったりするので比較は難しいのですが、シングルコアの動作としてはIntelの方が優れているせいか、一般的なゲーム用途ではIntelの方が若干有利なようです。モデリングやエンコードなど、マルチコア/スレッドがダイレクトにかかわってくる用途ではAMDモデルの方が有利かもしれません。
Type-CがThunderbolt×1+Type-CからThunderbolt4×2に(intelモデルのみ)
GPD WIN MAXにはType-Cポートが二個付いています。旧モデルではThunderbolt3×1+Type-CだったものがThunderbolt4×2に変更になりました。Thunderbolt対応機器を使うときにコネクタを気にしなくても良い&二つ以上のThunderbolt対応デバイスを使う、といったことが可能になります。
※本体のThunderbolt3ポートがThunderbolt4ポートに更新されていますが、現状Thunderbolt4に対応した機器も少なく、最大転送速度は40Gbpsなのは変わりはありません。今後対応機器が広がる、切り替わっていく、という感じです。
その他のスペック
CPU/GPUのアップグレード、SSD容量の変更以外では、モニタの解像度や重量等、基本的なスペックは変わっていません。変わっていないのを良いことに、クラウドファンディング(indiegogo)版では、旧モデルからの載せ替え加工キットもあるくらいです。
LRトリガがアナログ非対応なのも変わらず、なので、レーシングゲーム等やる方は留意が必要です。
アクセサリや有ると便利なオプション
ケースや充電器、モバイルバッテリー等、GPD WIN MAXで使いたいオプションは下記記事をご参考ください。
「GPD WIN MAX で使える/使いたいオプションやアクセサリ(随時更新」
その他のゲーミングUMPCとの差
下記の記事でスペックや使用感の差を比較考察しています。
「GPD WIN3、GPD WIN MAX、ONEXPLAYERのゲーミングUMPC三種比較レビュー」