Minibook静音化対策 放熱シート編

Minibook | ガジェット

コスパも使い勝手も良いMinibookですが、ファンの音が若干うるさいのが最大の問題かと思います。

ファンのグリスアップをすることでだいぶ穏やかな音になりますが、騒音のもととなるCPUまわりの熱をより上手に発散させることで静穏化を試みてみたいと思います。

参考:Minibook静音化対策 ファンのグリスアップ編

※下記内容は保証やサポートの範囲外になる恐れがあります、内容の実行は自己責任でお願いいたします。

背面カバーを外す

まずは背面のカバーをドライバーで外します。

CPU周りの熱(赤い部分)はヒートパイプでファンの風があたるように放熱フィンに逃がすようになっています。底面に開いている穴(ブルーのエリア)から給気してフィンの熱をファンで冷却・廃熱するする構造ですね。

これはこれで問題無い構造だと思いますが、 Minibookは金属筐体なので熱伝導シートを貼り付けることで、背面に熱を逃がし、より効率よく冷却が可能になります。

まずは「熱伝導シートをどこに貼れば良いか」、つまり「どこの熱を逃がすか」ということになりますが、基本的にはAの「ヒートパイプ周辺」、もしくはBの「全体を冷やす」になります。

ヒートパイプを冷やす

ヒートパイプを冷やすことでファンにかかる負担を減らそう、というプランです。面積も狭いので作業もお手軽です。

少し斜めに切って張るだけでした。

ヒートパイプと筐体背面のスキマはわずかなので、0.5mm~1mmの熱伝導シートを利用しました。

全体を冷やす

全体をくまなく冷やしたい場合にはヒートパイプ以外のエリアにも熱伝導シートを貼り付けていきます。プレート全体に張ってしまうと、吸気を阻害する恐れがあるのでCのエリアに張るのが良いかと思います。

Cのエリアに熱伝導シートを貼る場合には2~3mmの熱伝導シートを使います。高効率かつサイズの大きい熱伝導シートはあまり無いので、サイズの大きいモノを買うか、組み合わせて使う感じになるかと思います。

高効率のシートを一枚だけ買っておいたのでエアフローを阻害しないあたりにペタリ。もう一枚くらい買っておけば良かったですね……熱伝導シートが多めにある場合には、べったり埋めてしまうのも手だとは思います。

また、ファンの近辺もスキマがあったので熱伝導シートで埋めておきました。

 

冷却効果

温度等計った訳では無いですが、使っていて体感できる程度にファンの回る速度が落ちる・静音化されました。

裏面開けてシート切って張るだけで簡単に静音化できるのでオススメの冷却方法です。