Minibookに増設・交換できるSSDについて

Minibook | ガジェット

Minibookには本体内部に128GBのeMMCが内蔵されており、SSD交換用のメンテナンスハッチがついていて、複数のストレージが活用できる贅沢仕様になっています。Makuake版には最初から128~512GBのSSDが搭載されており、Indiegogo版には256/512GBのSSD、SSD無し(eMMCのみ)モデルがあります。

minibookのデータ速度について

・内臓SSD(SATA/NGFF)
Indegogo版の一部のモデルを除き基本的には128GB~512GBのSSDが搭載されています。
規格上のRead/Writeは500MB程度です。

・内臓SSD(NVMe)
Celeron版はSATA接続のみですが、Core M3-8100Y版のMinibookではより高速なNVMeSSDに対応しています。より高速なNVMe接続のSSDを利用したい場合には自分で載せ替えが必要になります。ただし、Minibook本体のバスの関係で速度は800~900Mbps程度で頭打ちになるようです。

・内臓eMMC
内臓(オンボード)のeMMCは128GB。eMMC5.0を採用しており、Read/Write150~200MB程度とeMMCにしては高速な方です。

・USB3.0
USB接続で外付けSSDをつないだ場合、Read/Write400MB強、とのことなのでUSB3.1ではなくUSB3.0の規格相当の速度は出るようです。

・MicroSDカードスロット
カードを差し込んでも本体からははみ出ないので、追加のストレージとして使うことも可能です。MicroSDカードの仕様上25~80MB前後になるので、頻繁に読み書きするデータを読み込む用途には向いていません。

 

内臓SSDの交換・増設

コストの問題でSSDの容量が少ないモデルを選択した場合やSSD無しモデルを選択した場合に、後からSSDを交換・増設可能なのはMinibookの大きな特徴です。

Minibookの交換用のSSDの候補ですが、現在広く一般的に用いられている2280サイズのものではなく、サイズの小さい「2240サイズのSSD」を選ぶ必要があります。Core M3-8100Y版のMinibookでは高速なNVMe SSDに対応しているので、NVMe対応のSSDを選びたいところですが、NVMe対応のSSDは選択肢が限られるので注意が必要です。

Transcend

2242サイズのSSDでは定番のTranscendのSSD、容量は128/256/512GBの三種類。
※NVMeではないのでCeleron N4100版用や容量アップグレードなどの用途で。

大容量タイプ

その他の2242サイズ(非NVMe)のSSD、1TBの大容量タイプです。速度より容量を求めたい人向け。

oscoo OSC-PCIE(NVMe)

oscooのSSD、国内正規代理店扱いで流通している数少ないNVMe対応のSSDです。容量は512GB/1TBの2種類。1TBのモデルがあるのでSSD搭載モデルでも、大容量化の為に交換する手もあります。

Netac N930ES(NVMe)

NetacのNVMe対応SSD、128/256/512GB。KKmoonのマケプレ扱いというか、おそらく大陸のシンセン市から直接発送されてくるタイプのSSDです。

Kingspec(NVMe)

KingspecのNVMe対応SSD、取り扱いショップ少ないようですが512GBのモデルもあるようです。

 

Lexar NM520(NVMe)

Amazon.comで買えるLexarのNVMe対応のSSD。128/256/512GB、国内発送対応しているのでアカウント作って決済すればおそらく普通に買えるかと。512GBモデルで$149.99と、結構なお値段なんですが、定期的にセールしているっぽく4~5割引くらいで買える事も多いので、セール時購入ならコスト的にも有りかと。$5ちょっとの送料がかかります。

Western Digital SN520(NVMe/2280サイズ)

サイズは250/500GB、NVMe対応の2280サイズのSSD。2280サイズなのでそのままでは使えませんが、「2242サイズに加工する」という荒技が使えます。工具代考えなければ最安ですが、手間とリスクは自己責任でチャレンジしてみる手も。
実際やってみました→「2280サイズのSSD(WD SN500)を2242サイズに加工してみた