Minibookで使える充電器
Minibookで使える充電器にはどんなものがあるか、実際に繋いで試してみました。
結論から言うと「12v2A~15v1.5A、つまり22.5~24w以上のPD対応の充電器」であれば概ね使える。という感じでした。
Minibookの充電
UMPC界隈では12v出力「のみ」対応してるPCが多く、Minibookも事前サンプルのレビューなどでは12vのみの対応でかなり充電器を選ぶモノだったようですが、製品版(Indegogo)ではPD対応の充電器である程度出力があれば充電できるようです。USB PDはUSB Type-Cのデバイスでのみ利用できるので「”充電側が”Type-cのジャックのもの」を選ぶ必要があります(Quick Chargeしか対応してない場合は充電不可)。本体のPD充電器は12V、15V、20Vの3A充電可能な物が付属しています。
Minibookの充電ですが、Type-Cコネクタの横に赤LEDがついており、充電されているときには赤LEDが点灯します。Minibookの電源がOffになっているときでも、充電されているときには赤LEDが点灯します。充電が完了すると青LEDに変化します。PD非対応であったり、低電力の場合などはLEDは点灯せず、Windows側からも充電状態として認識されません。
※充電されているとき
※充電されていないとき
※充電完了時
ちなみにテストしたMinibookはCore-M8100Yモデルです。
○ GPD Win用充電器
GPD Win2やGPD pocketなどに付属していた充電器です。GPD Win2やGPD pocketなどは12v1.5Aの充電に対応していますが、充電器は12V2Aのものが付属しており、Minibookでも充電可能でした。
新規に調達する意味は薄いですが、そこそこコンパクトなので既に持ってる人は使い回しが効いて良いと思います。
× AUKEY PA-Y2
AUKEYのコンパクトな2ポート充電器PA-Y2、Type-Cは6.5V3A、9V2A、12V1.5Aの出力に対応していますが、Minibookは充電出来ませんでした。
× USB-Aコネクタのみの充電器
USB-Aコネクタのみの充電器をいくつか試してみましたが、高出力タイプでもPD非対応になるので、Minibookは充電出来ませんでした。
○ Anker PowerPort ll PD – 1 PD and 1 PowerIQ 2.0
Ankerの2ポートUSBType-CとAコネクタの二口充電器。Type-cコネクタは5V3A、9V3A、15V2A、20V1.5A対応で、Minibookも充電可能でした。
◎ Anker PowerPort Atom III Slim
Ankerのコンパクトかつ薄型サイズながらPD対応の30W USB-C充電器。
9V=3A / 15V=2A / 20V=1.5Aの出力が可能で、Minibookも充電可能でした。
GaN (窒化ガリウム) 採用の新モデルで、プラグ折りたたみで、サイズも重さも大変コンパクトでMinibookに最適といっても良いのでは無いでしょうか。
既に家用などで大型充電器を持ってる方でも、持ち出し用に追加する価値はあると思います。
まとめ
12V1.5Aの出力で充電できたり、できなかったり、という話も聞くので「12V2A(24W)以上」というのがひとつの目安になりそうです。
家用に使いたい、スマフォ充電用と併用したいという場合には安価なAnker PowerPort ll などが良いと思います。ノートPCなどと併用したい場合には高出力のAnker PowerPort Atom III なども良いかもしれません。
単体で一個追加購入するならば、Anker PowerPort Atom III Slimのスリムさはかなり魅力的です。ポケット付きの保護ケースなどに入れてもそこまで厚みも出ないので持ち歩きにはベストチョイスですね。
モバイルバッテリーに関しては以下を参考ください。
その他のACアダプタ
同じく窒化ガリウム採用のAnker製、 15V/2A、20V/1.5A表記有り。