Minibookで使えるコンパクトモバイルバッテリー
モバイルバッテリーをいくつか用意したので実際にMinibookに繋いで試してみました。
結論としては「MinibookにはPD対応で25~30W程度の出力がある充電器・モバイルバッテリーが必要」という感じでした。PD対応のものでも15V1.2A(18w)などの出力が低いタイプだと充電されなかったので注意が必要です。
Minibookの充電
Minibookの充電ですが、Type-Cコネクタの横に赤LEDがついており、充電されているときには赤LEDが点灯します。Minibookの電源がOffになっているときでも、充電されているときには赤LEDが点灯します。充電が完了すると青LEDに変化します。PD非対応であったり、低電力の場合などはLEDは点灯せず、Windows側からも充電状態として認識されません。
※充電されているとき
※充電されていないとき
※充電完了時
ちなみにテストしたMinibookはCore-M8100Yモデルです。
× Anker PowerCore Speed 10000 QC
まず用意したのはAnkerのPowerCore Speed 10000 QCです。
PD非対応(Type-Cではないので当然ですが)ながら、Quick Charge 3.0対応で12v2A出力と比較的高出力なモデルです。
繋いでみたところ全く無反応で充電されず、電源を切った状態でも変わりませんでした。
ほかにも幾つかAコネクタ(Type-Cではない四角いコネクタ)のモバイルバッテリーを試しましたが、充電出来るものはありませんでした。Type-CコネクタだけどPD非対応、というモバイルバッテリーもつないでみましたが、やはり充電できませんでした。
△ Anker PowerCore Slim 10000 PD
次に試したのはAnkerのPowerCore Slim 10000 PDです。
Ankerの薄型コンパクトなモバイルバッテリー、PD対応で値段もお安く、これが使えると良かったんですが……残念ながら接続しても反応無しでした。最大出力18W、15V1.2AなのでPD対応でも低容量出力だと充電できないみたいです。
ただし、PowerCore Slim 10000 PDは、Minibookの電源を切った状態で接続すると、赤LEDが点灯し充電されたので、PD対応であれば(起動中でなければ)出力が足りて無くても充電できるのかもしれません。
○ RAVPower RP-PB186
最後はRAVPowerのRP-PB186、10000mAhの容量でコンパクトサイズながらも、 14.5V/2A、29wの高出力タイプです。
こちらはWindows起動中もちゃんと充電されました。
ということで、Minibookで利用できるコンパクトなモバイルバッテリーはRAVPowerのRP-PB186がベストチョイスではないでしょうか。
RAVPower他20000mAh以上の大容量タイプであればPD対応で高出力なモデルも多く選択肢も多いのですが、あまり重いモバイルバッテリーを持ち歩くのはMinibookのコンパクトさと相反する気もします。
実際にMinibookのお供としてRP-PB1を持ち歩いて使っていきたいと思います。
それにしてもMinibookを充電できないモバイルバッテリーが大量に増えてしまって…どうしましょうかね…
Minibookで使える充電器に関しては以下を参考ください。
20000mAh↑クラスのモバイルバッテリー
以下は20000mAh以上のの高出力タイプのモバイルバッテリーです。
RAVPower製、どちらも12v3A表記あり、大容量タイプ。
12V3A/15V3A/20V3表記あり、大容量タイプ。
cheero製、15000mAhなので10000mAhだと不安だけど20000mAhだと大きい、という人向け。