2025SSTR道中レポート 前編 田子の浦スタート

日の出とともに太平洋沿岸を出発し、日没までに石川県千里浜にあるなぎさドライブウェイのゴールまでたどり着くツーリングラリーイベント、SSTR(サンライズサンセットツーリングラリー)に、今年も参加してきました。
出発日は初日の5月24日スタート、スタート地点は静岡県の田子の浦みなと公園近くの堤防です。
前日前乗り
昨年は秋開催だったので、だいぶ西側の竜洋海岸からスタートしましたが、今年は静岡県田子の浦からスタートすることにしました。東京在住なので前日のうちに静岡に移動して前泊です。
到着したら明るいうちに明日のスタート地点の下見しておきます。


田子の浦みなと公園には大きな駐車場があるのですが、夜間早朝はゲートが閉まって利用できないようなので、その手前道路あたりをスタート地点にしようかな、と思っていました。

実際行ってみて周辺をうろついていると、西側の堤防沿いに行ってみると堤防の上に登れる道があってそちらの方がスペースもあって海側の見通しも良いのでスタートすることにしました。
帰りに道の駅富士に寄ったら同じく初日スタートの方がいて少し話をするなど。週末の天候がどうにも怪しく、雨になりそうで心配という話をしました。前夜のうちにガソリン満タンにして宿に入って早々に寝ます。
当日スタート地点
いよいよSSTR当日です。
去年はネカフェに泊まって物音で全く眠れず、寝不足でSSTRに参加してえらい目にあったので、今回はビジネスホテルに泊まりました。ある程度は眠れたので、体調はそれなりに元気です。
日が昇る前にスタート地点に向かいます。途中コンビニでコーヒーを買って水筒に入れておきます。曇り空なので早めに明るくなってきました。

天気予報を見ると出発地点の静岡は曇りで、すぐに雨が降るような状況では無さそうです。千里浜の方は午後~夕方に雨の予報。事前から雨予報だったので雨降る想定で準備はしていますが、なんとかトラブルなく千里浜にたどり着きたいものです。
公園手前のエリアにはスタート待ちのバイクが並んでいます。
昨日目星をつけていた堤防には数台のバイクや人だかりが。

集団からは少し離れて、一人で出発準備です。
装備等確認して一応大丈夫そうなので朝ごはんを食べつつコーヒーを飲んで落ち着きます。

今回のSSTRも、愛車のジクサー150で参加です。だいたいノーマル、航続距離が長いのとトラブルが無いのが長所です。SSTRのシステム登録用のスマフォと、マップ表示用のタブレットを設置しています。グーグルマップに道の駅打ち込んでナビで移動、というオーソドックスなスタイルです。

タンクには予定立ち寄りポイントと時刻を記載した行程表を張ってあります。

基本的には下道を通るルートです、後半に高速ショートカットができないルートなのでオンタイムで進みたいところです。
田子の浦の日の出時刻を、なぜか4:40分だと思っていて、行程表もその時刻で計算していました。直前に確認したところ4:36でした。早い分には余裕ができるだけなので良かったですが……逆だったら危なかったですね。
4:36 スタート
本当であれば朝日をバックに写真を撮りたいところですが、曇り空なので日の出は見れず。
日の出時刻になったらスマフォからスタート地点を登録し、履歴から登録されているか確認して、いよいよスタートです。
まず目指すのは道の駅 とみざわです。
国道1号で富士川を渡り、そのまま川沿いに北上です。
川沿いを走っていると、正面に見事な富士山が。

富士山好きなので嬉しいです、幸先が良いですね、
富士川身延線(県道10号)を北上していくと道の駅 富士川楽座の横を通るので、一瞬止まってバイクに乗ったまま登録だけします。
5:16 道の駅 とみざわ
JR身延線の路線と併走しつつ県道10号を北上します
富士川沿いのルートは走りやすくて穏やかな気分になりますね。
そのまま走ると、道の駅 とみざわに到着です。

この時間帯だと道の駅は全然営業していないので、立ち寄りもせず登録だけして通過することになります。
この先の道中も「寄ろうと思えば寄れる」くらいの道の駅も結構あるのですが、最終的なポイント数的には足りる予定なので、通り道以外の道の駅はスルーしていく方向です。
まずは甲府方面を目指して北上です。次の目的地は「道の駅 にしじま和紙の里かみすきパーク」。
当初はR52で身延を抜けていこうと思っていたのですが、天気のこともあり、時間の余裕も見ておきたかったので、中部横断自動車道に乗ります。
一応、下道縛りなルート設定なんですが、身延山IC~六郷IC間は無料区間なので、セーフということで?

5:55 道の駅 にしじま和紙の里かみすきパーク
道の駅 にしじま和紙の里かみすきパークに到着です。
ここでトイレ休憩。

リニューアルしたばかりなので全体的にきれいな道の駅でした。
さて、事前に作成したタイムチャートを見ると、設定予定到着時刻は6:25
実際の到着時刻は5:55
30分くらい早く行動できているようです。
すこし時間の余裕ができました。
今回は後半のルート的に「時間が無くなってきたら高速道路に乗ってショートカット」という手が使えないので、前半に時間の余裕が作れると、精神的にも余裕が出ますね。
にしじま和紙の里かみすきパークを出発して、R52を北上して甲府に入ったところで富士川西部広域農道(県道110号)に。
甲府は中心部の外側の農道が走りやすくていいですね。
勿論農道なので、トラクターなどの大型低速車両には注意が必要です。

甲府を抜けて諏訪方面を目指し釜無川沿いを北上します。
時刻は6時を過ぎて、多少交通量が増えてきました。
甲府からの北上ルートにはR20やR141もあるんですが、県道の方がやや交通量が少ない気がします。R141には道の駅 にらさきなんかもあるので、お好みでルート選択するのが良いのかもしれません。
R20に合流してほどなく「道の駅 はくしゅう」に到着。登録だけしてストップアンドゴーです。
7:02 道の駅 信州蔦木宿
R20をそのまま進むと道の駅 信州蔦木宿に到着です。
ここでいったんバイクを下りて小休止、コーヒーを飲みます。

時刻は7時をまわったところです。道の駅に着いたときはバイクもほとんどいなかったので「あれ?」って思いましたが、ちょっと休んでいると続々とバイクが到着したり通過したりしていきます。
ここは中央道沿いのルートですし、太平洋側/日本海側のルートを通らない場合にはだいたい諏訪/松本を通過していく感じになりますね。この後は松本から安房トンネル経由で飛騨方面に抜けるか、北上して糸魚川ぞいに日本海に出るか、いったん木曽方面に南下するか、といったルートになるでしょうか。
安房峠の下道ルートを通ってみたかったのですが、まだ冬季閉鎖中なので今回は木曽~高山ルートです。木曽までは塩尻まで出てR19を通っても良いのですが、伊那を経由します。次の目的地は伊那にある道の駅 大芝高原。

8:47 道の駅 大芝高原
R20を北上しつつ、諏訪に出る前にR152に折れていきます。
途中、峠の茶屋も通りましたが、当然のごとく営業時間外。時間外だと展望台も閉まってるんですね。

R152から山を越えてR361へ、伊那を東西に横断していきます。
伊那、以前通った時にも思いましたが、遠景中景近景の変化がダイナミックな感じでとても好きな景観です。

このままR361で木曽方面に抜ける予定ではありますが、ここまでだいぶ距離を走っているので、ちょっと寄り道して「道の駅 大芝高原」で一休みしていきます。

道の駅 大芝高原、今回初めて寄ったのですが、道の駅に近づくと急に森っぽくなりますね。

やけに人がいると思ったら経ケ岳の登山道を走るイベント(経ヶ岳バーティカルリミット)が開催されていたようです。
行きかうスポーツウェアや軽装の人と、重装備のライダーの対比がちょっと面白かったです。
道の駅 大芝高原を出てR361に戻り、伊那に別れを告げ、木曽に向かいます。
9:41 道の駅 日義木曽駒高原
R361を西に進み、R19に当たったら南下してしばらく行くと道の駅 日義木曽駒高原です。
この辺でようやく道の駅が営業中です。

ゴール後に気づきましたがここの、道の駅 日義木曽駒高原でチェックインしてませんね。ゴール条件にはかかわらないポイントでしたが……指定道の駅とかでやらかさないで良かった。道の駅毎に確認する必要はないにしても、スタート地点や指定道の駅などの要所では、履歴を確認してきちんとチェックインできているか確認した方が良いですね。
せっかくなのでお土産とかおやつとかを買います。ゴボウスープの素とか味噌おにぎりとかを買いました。

木曾路はなんだか、緑が濃いですね。
走っていると、ぽつり、ぽつりと、たまに水滴が。もう雨かな、まだ平気かな、などと思いながら先を進みます。
10:11 そば処信州霧しな
さて、道の駅 日義木曽駒高原を出た後は開田高原を抜けて飛騨・高山方面へ向かうわけですが「せっかくなら開田高原で蕎麦が食べたい」ということでこの辺でお昼御飯です。
朝早くからやっているお店をあらかじめ探しておいて目途を付けておきました。時間的にも予定から1時間くらい巻いているので大丈夫そうです。
ということでやってきたのは「そば処信州霧しな」、朝9時半から営業している稀有なお店です。

蕎麦もおいしかったですが、山菜や付け合わせもおいしく非常に満足度の高いご飯でした。
よく考えたらSSTR中にお店に入って食事するの初めてですね。急ぎたい気持ちもありましたが、寄って良かったです。
さてご飯を食べてお店を出ると、いよいよ雨模様です。
ここから先ずっと雨で、止むことは無いだろう、という感じなので、雨天装備に切り替えます。
もともと撥水ジャケットですが、上からカッパを着て、防水手袋、長靴に替え、カッパの足元が上がってきたりズレないようにバンドで止めておきます。
ここまで順調でしたが、果たして千里浜までトラブルなく走り切れるでしょうか。
安全運転で後半戦も頑張ります。
