SSTRの持ち物リスト・持って行きたいもの
通常のツーリングと違って、SSTRは長距離、長時間のバイク移動になります。またゴールの千里浜は海岸の砂浜沿いをバイクで走れるエリアなので、多少準備が必要になります。
簡単な持ち物リストを作ってみました。
SSTR専用装備:かまぼこ板
千里浜でゴールしたときに、夕日をバックに愛車の写真を撮りたい、というのは当然の流れかと思います。ところが現地で砂浜にバイクを止めようとすると、スタンドが砂に沈んでいくので、最悪バイクごと転倒します。
スタンド下に板を入れる事で設地面積を増やし沈み込みを防止することができます。
かまぼこ板くらいのサイズがちょうど良いと思います。もちろんかまぼこ板である必要はないですが木切れや金属板等、なにかしら用意しておくと良いでしょう。穴を開けてひもを付けておくとバイクに乗ったまま板を地面に落とせる/回収できるので便利です。
かまぼこ板が用意出来ない場合に。紐通し用の穴も空いています。
持ち物・やることチェックリスト
バイクの点検
行って帰ってを考えるとかなりの長距離走るので事前に各所点検しておきましょう。
オイル交換、タイヤの空気圧チェック、チェーンのたるみ、バッテリーの電圧チェック/充電、タイヤの溝確認、灯火類の点灯チェック、ブレーキ類のチェックなど
自分で一通りの点検してもいいですし、オイル交換等のついでに確認してもらうのも良いです。
免許証・SSTRルールブック・リストバンド
当日は忘れないように、ルールブックは事前に一読しておきましょう。
※ルール変更等あるので直前に公式サイトももう一度チェック
ゼッケン貼り付け
正面・サイドから見てゼッケンナンバーがわかるように(人や荷物で隠れないように)とのことです。※ゼッケン自体の複製利用は不可なので注意
保険証
事故だけでなく、急な体調不良など、もしもの為に。
常備薬
普段飲んでるお薬や、酔い止め、胃腸薬、痛み止めなど、多少余分に持っていきましょう。応急セットに追加しておいても良いと思います。
現金
最近は電子決済でなんとかなるケースがほとんどですが、もしもの為にある程度持っておきましょう。現金のみの有料道路なんかもあるので1000~2000円くらいはポケットに入れておくのも良いです。
ETCカード
普段高速道路あまり使わない場合には差し忘れもあるので出る前に一度確認しましょう。ETC端末が無いバイクでも、有人窓口でETCカード出せば高速に乗れますので持ってて損はないです。
事故時の連絡先/レッカー等
あまり考えたくないことではありますが、事故や車両トラブルに備えて、保険やレッカー(JAF)等の条件や利用方法の確認、連絡先のメモを準備しておきましょう。
スマフォのトラブルなんかもふまえて、連絡先の控えは紙に書いておきましょう。保険証や常備薬などと一緒に防水ポーチやジップロックに入れておくと安心です。
着替えや洗顔セットなどの宿泊準備
千里浜に行ってそのまま帰ってくる、という方は少ないと思いますので、宿泊を考慮した着替えや、洗顔セット、耳栓など。
防寒ウェア・雨具
雨など突然の天候の変化だけでなく、アルプス越えなど、標高が高いエリア、山道は平地部に比べて下手をすると10度近く気温が下がることもあります。秋冬用を持って行ったり、普段より1~2枚多めに上着を持っていくくらいでも良いかと思います。レインウェアは風を通さないので最悪防寒着にもなります。
走行時に雨が降っても良いように。
ブーツが防水で無い場合には防水カバーを持って行くと良いです。
首むき出しだと意外と体力を消耗するので薄手でもなにかしら付けていた方が良いです。
日中、長時間、太陽を背にしての移動になるので、日焼け気になる方は露出部に対策しましょう。汗・水、摩擦に強く落ちにくいものがオススメです。
パンク修理
長距離ライディングのときに困るのがパンクです。パンク修理キットには穴を塞ぐタイプと、中から液体を充填するタイプがあります。手軽なのは充填タイプですが、後でタイヤ交換するときに清掃が必要になるのでその点がネックでしょうか。
穴をふさぐタイプのパンク修理キットはYoutubeなどで探すと動画もあるので、山の中で困る前に一度くらいチェックしておくと良いと思います。
空気入れ
手入れのポンプなんかもありますが、最近だとバッテリー駆動のものもあるのでそちらが便利です。長距離ツーリングだけでなくても、空気圧が減ってきたときのちょい足しにガソリンスタンド行ったりしなくてもすむので普段使いもできるのでひとつあると重宝します。
バッテリー内蔵のエアーポンプ。
シガーソケットの12Vで動作するエアコンプレッサー、バッテリー内蔵では無いので充電の手間が無く、その分安い/軽いです。必要な時にバッテリーが死んでて使えない、ということもないのが良いですね。
ガソリン携行缶
給油には余裕を持って、と言いたいところですが、土日営業してない・営業時間短いガソリンスタンドも多いので、非常用にガソリン携行缶を持っていくと安心です。通常は1Lもあれば大丈夫かと思いますが、タンク容量や燃費によっては給油が間に合わない場合もあるので、給油箇所の想定や必要に応じて中型サイズの携行缶の検討も必要かと思います。
法規上、ガソリン携行缶は(基本的には)金属製のものになります。また、セルフスタンドで自分で給油もNGなので、あらかじめセルフではないスタンドで給油してもらいましょう。最近では使用用途聞かれたり身分証明書を求められたりとなかなか厳しいものがあるのでバイクで行った方が説明が早いです。
プロテクター
安全のために、もしもの為に普段使っていない人もこの機に用意してみるのはいかがでしょうか。種類たくさんあるのですが、ジャケットタイプ/パーカータイプが使いやすい/着やすいのでオススメです。春秋冬ならパーカータイプ、夏にもバイク乗るならメッシュタイプ、オールシーズンを一着で使いたいならフルメッシュのインナータイプ(冬は上に着込めるので)が良いと思います。
モバイルバッテリー・充電プラグ
SSTRはスタート地点や道の駅など、各ポイントの登録を行うのにスマフォが必要です。充電切れは何よりも怖いので充電器やモバイルバッテリーが有ると良いと思います。予備のスマフォ・回線があっても良いですね。
バッテリーは10000mAhも有れば、一日持つかとは思いますが、バッテリーが弱ってるor消費電力が多いスマフォや、複数のスマフォと使いたい&充電したい場合にはより容量の多いバッテリーや、モバイルバッテリーの複数持ち、という手もあると思います。
バイクのUSBコネクタ増設をショップに依頼する場合、場合によっては結構時間がかかることもあるので早めに手配しましょう。
12Vのシガーソケットも付いている優れもの。
バイクのバッテリーから電源を取るタイプです。自分で加工する場合には結構手間かかる場合もあるのであらかじめ作業手順など確認しておきましょう。
工具・トラブル対応
普段車載している工具があるようならそれで良いかと思います。よくあるトラブルとしては「疲労で立ちゴケしてレバーが折れる」などがあるので、最悪レバーの代わり・補助になる六角や、ステーなどがあると便利かと思います。
ミニ工具セットです。ラチェットが小型なので本格的な整備には向いていませんが、コンパクトで一通り入っているのが良いです。コレに必要なものを足していくのも有りです。
非常時には立ちゴケで折れたレバーの代わりにタイラップで固定して、なんて使い方も可能です。
挟み込んだまま固定できるプライヤー。非常時に折れたレバー等の代わりに使う、というても。
折れたペダルやレバーに固定することで緊急修理ができるキット。
結束バンドはパーツや荷物が折れたり外れたりしたときに、とりあえず固定できるの有ると便利です。耐候性が高い黒推奨。
高速道路
高速道路に乗る場合には、反射板と停止表示灯(発煙筒)の積載が必要になります。普段使わない方はETCカードの確認も忘れずに。パープルセイバーは反射板の代わりに使えてコンパクトです。
ロードサービス
できればお世話になりたくは無いですが、マシントラブルで山道で動けなくなる、といった場合にはゴール以前に山から下りるのも困難、ということも考えられます。
JAFに加入しておくと15kmまではレッカー無料になります(それ以上は距離に応じて)。任意保険などでもロードサービスのオプションある事が多いので、連絡先や条件なども併せて確認しておきましょう。
その他
救急セット
紙の地図
最近ではスマフォのナビを使う方が殆どかとは思いますが、お守り代わりに持っておくのも有りかもしれません。「甲信越版」と呼ばれるタイプは石川県(千里浜周辺)は含まれませんので注意。
水筒
当日の気温にもよるとは思いますが、冷たいものや温かい飲み物を入れておける水筒があると、ほっと一息付けるのではないでしょうか。コンビニなどで手軽にコーヒー買えるところも増えましたが、水筒があると飲みきれない場合にも移し替えて移動できるので便利です。コンパクトなものをひとつ持っていくと良いです。
行動食
時間に追われて、長時間なにも食べれない・食べないで運転、というのはけっこう危険なので、おやつになるようなものを持っていくと良いです。ガチ目の行動食/非常食でも良いですが、普段食べているような好きなおやつを持っていくのも良いですね。
眠気覚まし用のガムなども併せてどうぞ。
心の準備
忘れ物や道中困ったことが無いように、できるだけ準備しつつ、あとはパニックにならない平常心が必要なのかもしれません。皆様ご安全に。