バイクの電装系パーツを自作して公道仕様にする:バッテリー取り付け編:YCF SM F155
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レース用のバイクYCF SMF155ですが、バッテリーレス仕様のバイクの為、バッテリーを取り付けていきます。そもそもバッテリーレス車なので、バッテリーを取り付けるスペースが物理的に用意されているわけではないので、どこか空いているスペースに取り付けることになります。
バッテリーの選定と防水加工
サイズ考えるとリチウムイオン一択、高価ですがとにかくコンパクトです。
使用したのはAZのリチウムイオンバッテリー、このシリーズは小型なのと、サイズ形状のバリエーションが結構あるので、付けられそうな位置やサイズ、容量によって選べるのが良いと思います。EVOTECも検討しましたがジャストフィット、という感じではないのと容量、価格等もあって見送り。
バッテリーが届いたら防水処理をします(水かぶるくらいなら大丈夫だとは思いますが、念のためです)。手元にあったシーリング材を塗っておきます。
ケースの合わせ目と、金属部分の根元に防水パテを塗っておきます。合わせ目には乾いてから圧着テープ巻いておけば目立たないですが、金属部分は見栄え悪いですね。
搭載位置の選定
バッテリーを手にフレームをあれこれ長めながら搭載位置を考えます。
シート下にギリギリはいるかな、って思ったのですが、思ったよりも無理でした。当たり前ですが、サス、タイヤに接触しない、マフラー直近じゃないというのは最低条件になるかと思います。
検討した結果、シート下、エンジン上のフレーム側面なら入りそうでした(反対側はマフラーが通ってるのでNG)。
カウルを外してバッテリーを合わせてみましたが、干渉せず固定できそうです。
バッテリーの固定
場所が決まったら実際にバッテリー固定してきます。
まずはフレームの段差に対してバッテリーが固定できるように、ゴムシートを重ねて段差を作っていきます。ガタが起きずにしっかり固定できるよう、現物合わせで段差を作っていきます。
ぴったりつくようになったらバッテリーを固定していきます。固定に使うのは50㎝程の長さがある金属板です。
バッテリー形状とフレームに合わせてある程度曲げておきます。
右側は仮止めです。
金属板はねじ止めしてみましたが問題なく固定できました。ねじ止めなので外すことが可能な半面、締めこんだりできないのが難点です。しっかり固定できるようにもう一方はステンレスの結束バンドで固定することにしました。結束バンドはフレームに傷が入らないように圧着テープを巻いておきます。
バッテリー周りの配線が終わったら、プラの結束バンドを金属製のものに交換しました。嵌め殺しになるので、外すときにはバンドを切る必要があります(後で付け外ししたりはないと思いますが)。
バッテリー固定後にカウル戻してみましたが、干渉等もありませんでした。
この状態でバッテリーと電装系をつなげば電装系を動かすことが可能になります。但し、この状態ではバッテリーの走行充電ができないので、充電走行のためにはジェネレータの交換などが必要です。