オンロードラリーイベント「第1回さざんかラリー」参加レポート

バイクラリー | バイク関連

愛知県 豊川市(とその周辺)を舞台に開催されるコマ図を使ったオンロードラリーイベント「第1回さざんかラリー」に参加してきました。

主催は「Team komaren(コマ練)」、コマ図をつかったオフロードラリーや、舗装路のみのオンロードラリーを年数回開催されています。

自分自身は「コマ図を使ったラリー」への参加は去年開催された「第4回なのはなラリー」が初めてで、今回が2回目のコマ図ラリー参加になります。

前日~スタート前

さすがに東京から豊川に当日朝直行するのは無理なので、前日移動日を確保して豊川で前泊し、当日朝に、スタート/ゴール地点となる美河ハム 豊川工場に向かいました。風もあってそれなりに寒いものの、天気自体は良く、ラリー日和だと思います。

実は前日夜やその前など準備やトラブルもあって、睡眠時間もあまり取れず、万全のコンディションとは言えない状態ではあったのですが、久しぶりのラリーだし、「今日はバイクに乗って走り回るぞー」という気持ちです。

スタート地点に到着し、受付を済ませてゼッケンや参加賞を貰ったりします。

ブラックサンダーのチョコ貰いました、豊橋に工場があるそうです

スタート地点には今日の参加バイクが集まってきます。

オフ車とかラリー装備かっこいいなぁ、って思いながら見てましたが、カブも何台か参加してて、そちらもそちらで好きなので見てて楽しいです。昨日、東名高速道路を夜間移動してたらだいぶ凍えてしまったので、カブについているハンドガード(お仕事カブによく付いてるハンドルに着けて手が突っ込める内側がモフいやつ)がだいぶ羨ましいですです。

あと、コマ練のオンロードラリーは4輪も参加できるので、車での参加の方も結構いらっしゃるみたいでした。家族でワイワイ言いながらコマ図見てラリー参加、というのも素敵ですね。

ブリーフィングまでまだ少し時間があるので、ゼッケンをバイクに貼り付けたり準備したりします。この時間を利用して主催の方に、先日作成した『カジュアルラリーのススメ』という、なのはなラリーの参加レポとオンロードラリーについての冊子をお渡しさせていただきました。ちょっと緊張したけど渡せてよかったです……。

コマツアーと機材について

前回と同じく今回も、コマ図の表示には「コマツアー(koma-tour)」というコマ図表示アプリを使用します。コマ図の表示はSIM(回線契約)が入っている8インチタブレットを使用。

今日の為に8インチタブレットを使うためにスマフォフォルダーを新調していたのですが、移動中に固定部分の金具が死んでしまって使えなくなってしまいました。前日の夜に豊川で、工務店に駆け込んでアングルやネジを購入し、急遽8インチタブレットを固定する治具を作成しました。持っててよかったモンキーレンチ×2!

8インチタブレットって、そこそこ重さがあるので「バイクの動きや振動に耐えうる」ホルダーを選ぶのはなかなか難しいですね。今回用意したものはホルダー自体はそこそこ頑丈だったんですが、逆にその重さがあだになったのか、ホルダーを繋いでる根元の治具の方が耐え切れなかったようです。

急造された8インチタブレットホルダー

急造のわりに意外とちゃんと固定できてる(自画自賛)

バイクはジクサー150で参加です。一応念のために機器やバッテリー、タブレットなどは落下防止用に結束バンドやカラビナでつないであります。

ブリーフィング

主催のあいさつや、足切りについて、注意事項などが伝えられます。

なぜか正座して主催の話を聞く一部の方

「足切り」というのは「途中のCP(チェックポイント)にXX時までに到達してください」というものです。今回のさざんかラリーでは「138.8㎞地点(ゴール少し前)の道の駅に15時到達」という足切り時刻が設定されています。

さざんかラリーは、タイムを競ったり順位が付いたりといったいわゆる「競技性」はないので、足切りで失格になったりペナルティが生じたりするわけではないのですが、会場の撤収時間(15:30予定)などを考えると、「足切りの指定時間までにCPの道の駅にたどり着いていないと、撤収時間までにゴールは難しい」という判断から「足切り時刻以降にCPの道の駅にたどり着いた人は、その後はコースではなく、ゴールに直行してください」という要請になるそうです。

「足切りになった人には足切りステッカーをプレゼント」という話と「足切りの人だけステッカーがもらえてズルい、という話も出たので完走ステッカーを作成しました」という話が主催からされます。完走ステッカーは貰えると嬉しいですし良いと思いますが、経緯がおもしろい(?)ですね。

そのほかにはコマ図に修正点があった、とのことで修正事項も張り出されていました。

コマ図は事前に配布されるのですが、当日までに修正が入ることも多く、ブリーフィングで出た追加情報と併せてチェックしておく必要があります。

修正点はNo10とNo32のコマ図に乗っている積算距離の変更でした。エンドの時間やCPの設置位置などと併せて、見やすいようにマステで貼っておきます。

メモはマステで貼っておく派

ブリーフィングが終わったら、集合写真を撮影して、スタート開始です。

ラリースタート

スタートは4輪→原付バイク→2輪の順番で、バイクは2組ずつ30秒間隔スタートです。

いよいよスタート

さざんかラリーは豊川市内の美河ハム 豊川工場がスタートになるので、スタート地点を出てすぐ国道に出ることになります。交通量も結構あるので、まずは最大限安全運転で。

30秒間隔、だと前も後ろもしばらくは団子状態というか、ある程度前後を走るバイクが見れる状態ですね。

コマ図を見ると、スタートして国道に出たらまずは330m先を右折です。

出てすぐ先の信号の右折レーンに入って先頭で信号待ちをしていたら、後続のバイクも後ろに並んでいます。信号待ちで停止してからよくよくコマ図を見ていたら、右折する必要があるのはもう一個先の信号でした。いやほら、スタートしたばっかで距離感がつかめなくて! って一人で言い訳してましたけど、よくよくコマ図見たら「手前に案内板」ってのも書いてあるしただの確認ミスです。

ダメじゃん! って思いながらその後ちゃんと正しい信号で曲がりましたが……すいません後続の皆さん。でも後ろ振り返ったら、みんなで「アレ? ここであってる?」って感じになっているのはちょっと面白かったです。

市街地エリア

しょっぱなからやらかしが発生してアレでしたが、自分のミスを棚に上げて、市街地スタートの難しさもあると思いました。

市街地だと200~300メートルおきに信号があったり、右折レーンに入ってからコレ違うな、とか思っても交通状況によってはレーンの移動ができなかったりと、確認とリカバリがしづらく感じました。コマ図のラリー経験が浅いのもあって、スタート直後は慣れないので距離感が掴みづらいので、そこも難しいところです。

距離感を掴む方法を考えながら、コマ図と実際のルートを確認してみましたが「高低差の無い市街地の平坦な道路」で案内図や信号が確認できるのってだいたい4~500mくらいなのかな、と思いました。それ以上距離があると、建物や手前の信号などに隠れてしまうので確認しづらかったです。

その後も気を付けて見比べてみると開けた場所だと700~1000mくらい、何もないところで最大1.2kmくらい先が見通せる限界かな、というのが自分の感覚でした。もちろん視力なんかでも変わってくるので個人差が大きいのですが「自分が見える=確認できる距離」というのを状況などで数パターン確認しておくと、コマ図の読み解き時にも役立ちそうです。

その後も市街地のルートを進み続け、300~500mの細かい距離で記載されているコマ図の距離や図なんかを見ながら慎重に進みます。しばらくすると後ろに4輪車が……同じように曲がる場所が2~3カ所続いたのでどうやら同じラリー参加車両のようです。

「次の交差点右折」のコマ図を見て、右折レーンへ……入ったところでなんかおかしいな、とは思ったんですけど、またしても手前右折してしまいました。信号変わって動き始めてしまったのでおとなしくそのまま右折します。曲がってみると交差点二本先くらいで丁字路になってるし明らかに正しいルートでは無いのでUターンです。そしてすれ違う先ほどの後続車……ごめんなさい正しいルートじゃないです。バイクだとUターンも楽なのでカジュアルに行き戻りできますが、車だとそうもいかないですよね……後で会ったら謝ろう、と思ってましたが、お会いできなかったのでここで詫びておきます。誤ルートに誘い込んでしまってすみませんでした!

先行者見つけると安心しますけど、最終的なルート選択はコマ図を見て自分で確認……なのはわかってますけど、自分も初心者なので、つい前の車両についていっちゃいたくなりますよね。

後でちょっと確認したら、朝見た「コマ図の距離が修正されたポイント」の前後だったので、距離変わってたか、それに合わせて修正しちゃってたか、どっちにせよ確認ミスだったようです。こりゃいかん、って思ってもう一カ所修正があった、コマ番号覚えておきました。その後、そのコマで曲がるときに「あっ、距離計と数字が違う!?」って思いましたが、とっさに付箋メモ(修正後の数字)みたら距離計とばっちりあってたので無事曲がることができました。

修正事項確認って大事ですね……。

その後のコマ図には、「ひまわり左折」って書いてあって「2月にひまわり、市街地に!?」って思ったらJAひまわりの看板(愛知県の農協)だったり、市街地のコマ図もなかなか面白いですね。

View Pointへ

市街地を抜けた後は工場などが多く見られるエリアへ……そういえば愛知県って工業地帯だもんなー、などと思いながら進みます。川(多分)渡ったときに川幅広くてびっくりしました。複雑に入り組んだジャンクション(?)なんかも見ましたが、今回事前トラブルでアクションカメラ回してなかったので、運転中に面白いもの見ても止まって写真撮れないところは絵がありません。「橋脚とかなんかすごかった」という感想だけで失礼いたします。

その後は山の方に向かっていって、View Pointに到着。

遠くに海が見渡せる景観地

反対側も海……海!?

実は愛知県、今回初めて来て、初めて走るので、まったく土地勘がありません。さすがに日本海じゃないことはわかるんですが、なんで両側海ビューなんでしょう? 突端?

駐車場に他の参加者もいらっしゃったのでちょっと雑談というか、いくつかのコマ図が難しかった的なうめき声をあげたりしました。

その後CP(チェックポイント)も見つけ、無事チェックイン、山を下りていきます。昨日もバイクで寄り道しながら移動してたんですが、時期的に凍結の可能性もあって山道避けて移動してきたので、細かい坂道を登ったり下りたりできて楽しかったです(細かい山道好き)。

山を下りたところで見てるコマ図が地形と一致しない……アレ!? って思ったら「山を下りて出た交差点を左折」のコマ図を「CP(駐車場)出て左折」と読み違えてたみたいで、それで混乱したみたいです。コマ図の距離が全然違うのですぐ気づいたので良かったです。

CPがある駐車場に入る、出る、の曲がるはコマ図に記載がないこともあるので、そこを勘違いした模様。前もCP後にコース間違えたなー、って思いましたけど、CPでいったんバイク下りるので、その前のコマ図の感覚忘れちゃうとか、集中力が途切れちゃうのが個人的には良くないみたいです。

ともあれ正しいルートに戻って走行再開です。ルート間違えたりちょっと怪しかったりするポイントを進んだ後に、次のコマ図で正しいルートや距離を確認できた時ってホッとしますね。

その後は畑が続く耕地エリアを進みました。菜の花畑スポットみたいなところも通りましたが、駐車待ちですごい列でした。遠くから写真撮っただけで進みました。

唐突に表れる菜の花畑
いちめんのキャベツ畑

信号が殆どない農道とか田園とか耕作地とかをバイクで走るのって、独特の穏やかさというか、楽しさがありますよね。

ルートを進んでいるとなにやら建物が見えてきて……入口付近にはバイク進入OKの看板が。

こんな看板初めて見ました

風景を撮るときにバイクも一緒に撮影してみよう(今回のテーマ

さすがというかなんというか、やはりバイクにやさしい土地柄なんでしょうか……屋外展示なんかもあって、面白そうな場所ではあります。

知識不足で電車かな、というくらいしかわからない。ひとつ目かわいいですね。

さて、12時を回って、さすがにおなかが空いてきました。今走っているエリアは「国道沿いにお店がいっぱい」って感じでもないので、ご飯どうしたものかな、って思っていたらちょうど目の前にバーガー屋さんが見えたのでそこでお昼にすることに。

注文してしばし待つこと……しばし……しばし? 待てど暮らせど一向にバーガー出てこなくてちょっと泣きそうです。どうやら一個一個丁寧に焼いたり作ったりするタイプのバーガー屋さんだったようで、小一時間近く待ってようやくバーガーにありつけることに。

味はまあおいしかったんですが…

食事後に出発の準備をしていたらスタッフの方に声をかけていただきました。コマ図のビーコン信号が止まってる、とのこと。

コマツアーはGPS情報を発信していて、主催者側に参加者の位置情報がわかるようになってるのですが、アプリを落としちゃったりするとビーコン信号発信も止まるのでその辺の確認だそうです。タブレットの画面見てみると、アプリは立ち上がったまま。

スタート前にタブレットのスリープ時間をオフ(時間経過でスリープに入らない設定)にしておいたんですが、ご飯タイムなのでスマフォの電源ボタン押して、スマフォの画面をオフにしました。

画面がオフ中もGPS信号は発信しているはずなんですが「時間経過で画面の表示をオフ」と「本端の電源ボタンを押して画面をオフ(スリープ?)」で処理が変わるのかもしれないですね。AndroidのOSの挙動や、GPS情報のアクセス権、アプリの挙動なんかも関わってくるかもなのでなんともいえないですが……走ってるときには生じない問題だとは思いますが、休憩時に明示的にオフにしない方がいいのかもですね。

海の見える道

とにもかくにも、意図せずお昼に一時間くらいかけてしまったので、先を急がないといけません。

しばらくルートを進むと海が見えてきました。とても景色が良い。

これはもう写真を撮るしかない

時間ロスで割と急いでいて「写真撮りたいな」ってところもちょっとスルーしたりしてたんですが、さすがに「思わずバイクを停めてしまうポイント」という感じです。

周りを見ても、みんな楽しそうに撮影してましたね!

なんならずっと見てたい景色ですが、先を急ぎます。いや、この後もしばらく海沿いの景観でそれはもう走っていて気持ち良いルートでした。すれ違うバイクも多かったので、ツーリング名所的なところなんだと思います。良い景色でしたし。

道の駅でトイレ休憩
急ぎつつもつい写真は撮ってしまう

コマ図に道の駅の記載があったので、トイレ休憩して道の駅に寄った分のコマ図を修正して走行再開です。コマツアーはコマを長押しすると、距離計がそのコマの累積距離と一緒になるので、修正が楽で良いですね。

しばらく進んでみたところ、次のコマ図にはGS(ガソリンスタンド)の表記が……が……距離を過ぎてもGSは見えてきません。アレ、これなんかおかしいぞ……って思ったのでいったん止まって確認。道の駅からのルートを見ましたが、特に見落とした訳では無い模様……曲がるとこ間違えたか距離計の修正を間違えたか、ちょっとわからないので、いったんさっきの道の駅の出たところまで戻ります。

数キロ戻って道の駅、分岐間違えたかと思って別の道も行ってみましたが行き止まり。

ヤバい、いよいよわからない状況です。そもそも半島の突端で最初に行った道以外は通り抜けるルートもないので曲がりミスではないようです。もう一度道の駅で距離計リセットして最初のルートを進みます。

さっきの場所よりもう少し先に進んでみましたが、やはりGSは見えず。バイクを止めて確認してみますが、やっぱりおかしいです。道を間違えたのか距離計がおかしいのか、なにがおかしいのかわからなくなってしまってお手上げの状態。

そうしたらスタッフの方が近くに居たようで声をかけていただきました。思わず助けを求めると、コマツアーに表示されてるコマ図見て「これは現在地のコマ図ではないね、もっと先のコマ図だね、現在地はもっと前のこのコマとこのコマの間当たり」とコマ図を指し示してくれました。

トイレ休憩をして道の駅から出たところで、コマ図の距離計をリセットしたのですが、その時に「ルート上の正解の道の駅」ではなく、その後に訪れる「数コマ先の道の駅」の方を選んでしまって、そちらコマに併せて距離計をセットしてしまったようです。

数コマ先のルートを見ながら走ってるわけですから、コマ図と走ってる道の情報が全く合わないわけですね。そりゃそうですよね。

コマツアーだと、スワイプでコマをすぐ移動できるので、ちょっとスワイプして「道の駅だ」って思ってコマ図長押しで距離計をセットして、コマがズレてる事に気づかなかったようです。たまたま道の駅が数コマ先にあったのが悪かった、とも言えますが、寄り道やルートミスで距離計をリセットするときには、数字を再度確認、コマ図の番号もちゃんと確認した方が良いですね。

スタッフさんに凄いタイミングで声かけてもらって、よく助けて貰えたな、って思いましたけど、正しいコマ図見たらすぐ横の駐車場がViewpointにもなってましたし、その時の自分は「完全に道がわからなくなってる顔」してたと思うんでわかりやすかったかもですが……いやはや助かりました、ありがとうございました。

オンルートには戻ったものの……

コマ図と進行ルートも一致して、ようやくオンルートに戻ってきた感が出てきましたが、ルートミスで行ったり来たりした関係で20分くらいはロスしたでしょうか……こうなってくると心配なのは残り時間です。

幸いというか、次のコマ図まで距離がありしばらく道なりのルートだったので、時刻や距離を考えながら進みます。コマ図を見て進んでいる分にはこの先どこをどう走るかはわからないんですが、積算距離だけはあらかじめ聞いてメモしておいたのでわかっています。

CPとなっている道の駅の距離は137.8km地点、コマツアーの距離計を見ると現在は100kmちょっとの位置を進んでいます……道の駅足切り時刻は15時、現在の時刻はすでに14時過ぎ……あれ、コレは不味いのでは? 間に合わないのでは? という気がしてきます。

市街地を移動する場合、平均速度は時速30kmくらいになるかと思うので、小一時間で40kmはキツい気がします。いや、ルートや交通状況によってはなんとか……なる?

気持ちは焦りますが、ひたすら一本道、交通量もそこそこあって距離はなかなか稼げません……いっそ追い抜きか、すり抜けか、って一瞬思ってしまいましたが、いやいや、バイクすり抜けはしない主義……というか前の前も普通にペース一定で走ってるので一台二台抜いたところで稼げる時間なんてたいしたことないんですよね。

焦らずできる範囲で進んでいこう、と深呼吸して前の車と車間を取って進みます。

そうして走っていると、前方に椅子に座って何か見ている制服姿の一団が……なるほど、それで皆さんスローペース。三連休で観光/ツーリングルートと来ればスピード出しがちですもんね。そりゃやってますよね。

やはり大事なのは平常心と安全運転。

ともあれ、なかなか進まない距離計の数字と、進んでいく時刻を横目に見ながら進んでいきます。観光ルートを折れると、また耕作地へ。「池!? どこ!? あったー!!」「これはさすがに十字路なのでは!?」といった悲鳴をあげながら進みます。若干の時間ロスをしながらもようやく道の駅へ到着。

到着時刻は……15時20分。残念ながら足切り時刻過ぎてからの到着です。

うーん、さっきのルートミスが無かったらギリギリ間に合ったかなぁ……いやとにもかくにも昼食のロスが一番の原因なんですが……。

いやー、昼飯が……とか泣き言を言いながらスタッフの方と雑談してたら、ここでもフランクを食べられる、とのことで屋台を見に行きます。

人気爆発、売り切れ注意

連休ですもんね、天気も良いですしね、3時過ぎですもんね、残念です。

しおしおになりながらもスタッフの方に挨拶して、残りのコマ図をあきらめてスタート/ゴール地点に直行することに。直帰だとコマ図を見てルートを進むわけではないので、普通にスマフォのグーグルナビ見ながら移動です。

スマフォのナビも当然「400m先右折です」みたいな表示が出るんですが、「400m? じゃああそこにみえるふたつ先の信号だな」とかすぐわかるようになってます。距離感の精度が今日一日ですごい上がってて面白いですね。

スマフォとタブレット2台付けてるのもあるし、一応帰り道に何かあってもアレなので、コマツアーは立ち上げたまま戻ります。どうやらナビのルートとコマ図のルートがしばらく一致してたみたいで、コマ図に団子マーク(?)が見えたところで、お団子屋さんが。

食べたかったー! 団子好きなのに、ぐぬぬ。

ゴール地点

当然ですがその後は迷うこともなく無事ゴールに戻ってきまして、一応、コマツアーでQRコードを読み込んでゴール処理をして終了です。足切りステッカーを頂きました。

足切りリタイア、無念

足切り無念、という気持ちと、一日走った疲労感と、よく考えるとこのあと300km自走で家まで帰るのか、と思ったらなかなかの虚脱に襲われます。

さすがにちょっと、ぐんにゃりしていたんですが、フランク露店がまだ営業中、とのことなので、とにもかくにも買いに行くことに。

でかい、おいしい、にくのあじ

おいしかったです、フランク。

よく考えたら、昼ごはん食べた以降、休憩している余裕も無かったので、飲まず食わずだったんですよね。朝コンビニでコーヒー買って水筒に入れておいたんですが、それも手付かずでした。

水分とカロリー足りてなかったんですね、ミスも増えるし安全面でも良くないですね。

ともあれ、しっかり食べてコーヒーも飲んで元気も出たので「よし帰ろう!」という気持ちになってきました。フランクはお土産にも買いました。

軽く挨拶をして出発、あとは夜の新東名をひた走り、東京に向かいます。初めて走りましたがジクサー150でも時速120km出る新東名すごい。

ちなみに今日の走行距離はラリーで140kmくらい走って、帰路で300km弱、トータル430kmの走行でした。昨日夜に満タンにしてたので、東京まで無給油で帰れるか挑戦しようとしてたんですが、渋滞してたのでさすがに給油しました。新東名早いけどガソリンの消費もすごい。

なにはともあれ家には無事帰りました。楽しい二日間でした。

振り返ってみれば

ということで、初めての豊川遠征、二度目のコマ図ラリーでした。まったく知らない土地でも140kmあちこち走って、いろんな景色を見れて、不思議だなぁ、楽しかったなぁ、という感想です。

市街地スタートで工業地帯、山あり海あり畑あり、とちょっと走ると目まぐるしく景色が変わっていくのが本当に楽しかったです。

終盤は若干気持ちが焦ってしまった面はあるものの、全体としては道中は非常に楽しかったので良いじゃん? という気持ちではあるんですが、だからこそ「最後までルートを楽しみたかったなぁ」というのが悔しさの主要因でしょうか。

遠征だったので叶いませんが、近場だったら一人でコソ錬(?)として、行けなかった残りのルートたどるのも面白そうですね。

ラリーの反省点としてはいくつかありました。昼食は残念なことになりましたが、よくよく考えるとチェーン系以外のお店ではどれくらい時間がかかるかわからないので、待ち時間や提供時間などを最初に確認すべきだったな、というのは明確な反省点です。

また「ゴールまでの総走行距離」はコマ図に提示されているので、今回終盤にいろいろ考えていた「走行距離と時間配分」を中盤あたりから意識するようにすると「ルートをどれくらい進んでいるのか」の目安になるな、と思いました。

あとは、コマツアーは使いやすくて便利なんですが、距離計がコマ図に合わせて簡単にリセットできてしまうので、違うコマ図に距離計を合わせちゃわないように、リセットするときはもうすこし慎重に距離計を確認した方が良かったですね。

今回コマツアー操作用にBluetoothコントローラーを導入しておきましたが無事動作しました。前回使ったのは不都合有って結局使えなかったので、今回のは無事手元操作できて良かったです。

便利だけど強いて言えば固定方法がネックかも

楽しいが勝ち

コマ図やルートに関しては、地理的制約なんかもあるのはわかるんですが、初手市街地スタートだと、初心者(とくに初回者)としては、若干怖いだろうな、とは思います。いきなりあちこち曲がるの思考が追い付かないので、最初はお手柔らかにしてもらいたい気持ちはあります……でも「これはなかなか油断できないぞ!」という緊張感も楽しさでもあるんですよね。

ルート全体としては、いろんなものが見れて本当に楽しかったなー、と思う反面、見どころが多すぎて「都度止まって写真撮ってると全然時間足りなくないですか!?」という理不尽な感想に。

いやでも、コマ図を見ていったり来たりを楽しんで、休憩しつつ、景色みつつ、で移動を十分堪能できたなら、最後は時間オーバーでルート制覇はできなくても「一日楽しかった!」ってなるので、ツーリングラリーとしては正解ではあるような気もします。

ツーリングラリーはとにかく楽しめるのが一番ですね。

どこを楽しむのか、どう楽しむのかは人それぞれですが、自分は知らないところを走るツーリングがそもそも楽しいし、コマ図と距離計の数字がピッタリで曲がれた時のあのなんかよくわらない「やったぜ!」って感覚とかも楽しいんですよね。移動は大変だったし足切りは悔しかったですが、やはり楽しいラリーでした。

今年はオンロードラリー何回か参加できそうなのでまだまだ楽しみです。

フランク丼にしてもおいしいフランク

created by Rinker
ニトムズ(Nitoms)
¥755 (2025/03/22 06:06:03時点 Amazon調べ-詳細)