2023年SSTR初参加レポート 前編:酒匂は明けているか:スタート~甲府編
二輪の免許を取って2年、MTバイクに乗り始めて1年、SSTRに初参加しました。当日のルートや状況などをまとめてみました。
ライダーは東京在住、平日金曜日に神奈川県酒匂海岸スタート、バイクはジクサー150、基本は下道ルート、時間足りなくなったら高速ワープも有り、といった事前ルート設定をしています。スタート前は余裕があったので写真取れましたが、始まってからはあまり写真撮ってませんので文字メインになると思います。
SSTR(サンライズ・サンセット・ツーリングラリー)について
日の出とともに太平洋側をスタートして、日没時刻までに石川県の千里浜にたどり着くラリーイベントです。出発地の選定やルート選択はライダーに任されていていますが、移動中に道の駅やSA/PAに立ち寄ることでポイントをゲットし、ゴールまでに一定ポイント以上を獲得する必要があります。指定道の駅への1か所以上の立ち寄りや、当日発表されるびっくりポイントなど、そのほか細かいルール等もありますが詳しくは公式サイトなどをご参考ください。
前日前乗り
自宅から移動して東京湾岸から出発でもよかったのですが、ルート(時間)に余裕を持たせたかったのである程度西側に移動したかったのと、多少なりとも睡眠取りたかったので出発日前日は小田原のネカフェで一泊しました。
追加した充電系統の配線や固定、防水加工が終わってなかったので、家出る前にあれこれ作業して、小田原まで移動してご飯食べて、5時間くらい寝てもうSSTR出発、という感じで結構ドタバタでした。
小田原到着時にガソリンは満タンに。気持ち的にはギリギリまでガソリン入れたくなりますね(ほんとにギリギリまで入れようとするとあふれるので注意)。

スタート地点:酒匂海岸
予定より早く目覚めたので早めに出て、夜が明ける前にスタート地点に移動します。
コンビニでゼリー飲料やら軽食やらコーヒーやらを買っておきます。コーヒーは道中飲めるようにミニ水筒へ。
スタート地点には既に数台のバイクが停まっていました。SSTRのゼッケンが張られているので見てすぐわかるのが良いですね。
出発日2013年5月16日の酒匂海岸の夜明けは4時33分。夜明けにはまだ少し時間がありますが、既に空は白み始めていました。

高速道路を使わない場合、距離・時間的には小田原~江ノ島近辺あたりが到達限界に近いのもあってか、ピンクナンバーが目立ちます。カブもたくさんいました。カブは大きいボックスやケースが似合ってスタイル的にも利便性的にも良いですね。

自分の積載は両側サイドバッグ+リアに防水バッグとショルダーバッグです。サイドバッグの片側に工具や機材など、もう片方にはガジェット類など。リアの防水バッグには着替え類、据え付けたショルダーには水筒や軽食類などすぐ取り出せるようなものを入れてます。

スタートまでの空き時間を利用して、ジクサー150のタンクにシェアラスターの添加剤を混入。本人もコンビニで買ったものでカロリー摂取。


バイクも徐々に増え、スタートを待つ人たちの熱気と緊張感が伝わってきます。

4時33分になりました。
トリップメータをリセットしつつ、オドメータの走行距離をWebからシステムに登録してスタートです。

想像に反して実際にはピッタリに全員が連なってスタート、という感じではありませんでした。
「皆が周りを見てスタートするか伺っている」という訳では無いんでしょうが、もう少し待つと日が出てくるので、朝日をバックに写真を撮りたい場合にはスタートをすこし遅らせる事もあるようです。
こちらは下道ルートで結構時間ギリギリなので、そそくさとスタートします。
数台走り始めると釣られた訳では無いのでしょうが、他の人もスタートしたようです。
まずは「道の駅 足柄・金太郎のふるさと」を目指します。ここは神奈川県の指定道の駅なので、スタート直後に「指定道の駅に1カ所以上立ち寄る」がクリア出来るのがよいでね。
基本的にはグーグルマップのナビ見ながら進んでいきます。
先の信号が赤になったので減速しつつふとバックミラーを見ると、数台のカブが後ろに…「カブの集団に迫られている!!」って思いましたけど、目的地一緒だとルートも似たようなものになりますね。
道の駅 足柄・金太郎のふるさと
道の駅 足柄・金太郎のふるさとではチェックインだけしてすぐに出立。

甲府を抜けるまでは時間優先にしたいのでキビキビ進んでいきます。朝も早く、道の駅→道の駅というルートは車通りもあまりないのでサクサク進めます。移動ルート的には「道の駅すばしり」や「道の駅 富士吉田」も目の前通りましたが立ちよらずスルー。
交差点でほかの参加者のバイクと合流したり、分かれたりと、マスツーリングみたいな感じもするし、なんだかおもしろいですね。

道の駅 なるさわ
道の駅 足柄・金太郎のふるさとを出てからはR246をひたすら進み、R138から山中湖に出てR139を進んで、道の駅なるさわに到着。

時間は6:20、足柄で休憩しなかったのもあって、予定より20分巻いているハイペースです。
ここでトラブルが……ここまで1時間以上乗ってるので、すこし休憩しようとバイクを止めようとしたら、ちょっとグラついてしまってバイクを支えきれず立ちごけしてしまいました。エンジンガードやスライダー、ハンドルガードが付いているので、ガード類に傷が入っただけで走行には問題もありませんでした。
見かねた近くのSSTRライダーさんが起こすの手伝ってくれました。本当にありがとうございました。
どうも朝イチから1時間以上バイク乗りっぱなしだったのもあって、身体が寒さで固まっていたようです。よく考えたら、道の駅 足柄・金太郎のふるさとでは写真も撮ってなかったんですよね。緊張と焦りが結構あったようです……これはいかん、と思い、温かいコーヒーを飲んだりストレッチしたり、と心身をほぐしました。
気を取り直して再スタート。先を急ぎつつも、あまり焦りすぎないように、ご安全に。

道の駅しらね
最初の計画時には道の駅富士吉田を目指してR20を進むルートを設定していましたが、事前に想定時間にテスト走行してみたところ、R20通勤の渋滞が酷く気疲れしたので、R20を避けて南から道の駅しらね経由で北上するルートです。序盤の道の駅をスルーして休憩もそこそこに急いでいたのは、通勤渋滞が本格化する前に市街を抜けたかったからです。
都市部の渋滞を避ける為、県道36号で山の中を進んでもよかったのですが、国道12号で市街を東西に突っ切った方が早いようなのでそちらを行くことにしました。
R358から県道36号を進み、12号に乗るとなにやら高規格の道になっており車がビュンビュン走ってます。え、なにこれ、って思ったら山梨県道12号って韮崎南アルプス中央線という地域高規格道路(バイパス区間)なんですね。
R52まで東西に一直線、スムーズに移動できました。R52は多少混雑していたものの無事道の駅しらねに到着。

トイレ休憩だけして北を目指します。

道の駅 信州蔦木宿
道の駅しらねから県道12号に出たらひたすら北上、川向うなので見えてましたがR20もここまでくるとある程度普通に流れてるので、どっちが早いかは運しだい、という感じでしょうか。途中でR20に合流してひたすら北上すると道の駅 信州蔦木宿に到着です。

到着時間は8:30、予定より50分くらいは早い計算です。予定休憩時間を多めにとっていたので、そこで30~40分、なるさわ~しらねの渋滞回避成功で20分短縮といったところでしょうか。
多少時間の余裕もできたので、気持ちもだいぶ楽になりました。

ルートは違えど、テスト走行でここまでは来たことがあったのでこれからは走ったことがないルート。道の駅 信州蔦木宿の売店もオープン前、木曾まではまだ長く遠く、持ってきたえいようかんを食べコーヒーを飲み英気を養います。
甲府を抜けてからは基本ずっと山道、楽しみです。

前半の難所、甲府市街を抜けて、中盤戦の木曽路へ突入です。