電動バイク、マーベリックS1を自分で組み立ててみた
125ccクラスの電動バイク、マーベリックS1(Maverick s1)がいよいよ出荷になりました。
マーベリックS1はメーカー協力店舗で組み立ててもらい、陸送してもらうor店舗で受け取る、という方法のほかに「配送で送ってもらう」という手段も取れるので、実際に受け取り→組み立てをやってみました。
※店舗で組み立て依頼・陸送を依頼するには別途工賃がかかります
集合住宅で部屋前にはスペースが無いので、ある程度スペースのある所で受け取りしました。配送はSagawaさんでした、大型配送なせいか、直前にTELが来たのでそのときにお願いしました。
ということで受け取った段ボール。大変大きいです…
バイクを完成品のまま段ボールに入れることは難しいので、ある程度ばらして梱包されて送られてきました。半組みというか7~8割くらい組みあがっていて、残りを自分で組み立てる感じです。
組み立て時にあった方が良いもの
手になじんだ工具
必要な工具は六角レンチ、スパナ、ドライバーくらいです。本体に簡易な工具が付属しますが、すでに整備用の工具をお持ちの方はそっちを使った方が便利です。
カッター/ニッパー、ゴミ袋
梱包は結束バンドとポリエチレン梱包材でがっつり梱包されています。結束バンドを切るのにニッパーが、大量の梱包材が出るので30~45Lのゴミ袋があった方が良いです。
時間
トラブルなくスムーズに組んでも2~3時間くらいはかかるかと思います。トラブルや各種調整なんかも含めるとそれ以上の時間がかかりますので、あらかじめ時間と心に余裕をもって組み立てるのが良いと思います。
組み立て
開梱
基本的には結束バンドを切りつつ箱から出していく感じです。
前輪がはまっていない、後輪に空気が入っていないので、自立しづらい状態です。付属の梱包材とか、なにかに立てかけるかして作業した方が良いと思います。
Webでも公開されていたので目を通していましたが、まずは組み立てマニュアルをじっくり読みます。
梱包材は最初に全部取ってしまっても良いのですが、ぶつけたり倒したりするのが心配だったので、必要なとこだけ外しつつ作業しました。
バッテリーは半分ぐらいの入りでした……この状態ですぐにバッテリーを充電しておくと、試運転する頃には結構充電できてると思います。
前輪
軸を通して取り付け、泥除けを取り付けます。
ヘッドライト、CBSの取り付け
ヘッドライトの固定は専用の治具で取り付ける感じです。ヘッドライトの取り付け治具、あんまり閉めすぎると根元から外れちゃうようなのでほどほどに。
CBSは配線は済んでいるので、ステーに固定します。
配線についているカバーが外れやすいので、結束バンドで根元を固定しておきました。
ハンドルの取り付け
位置・角度を決めて固定、メータ・ブレーキ等色ごとに対応するケーブルをつないでいきます。
シートの取り付け
かぶせて裏からネジで固定します。
シート裏にはコントローラーなどが収まっているのですが、上部にケーブル類が結束バンドで固定されています。リアキャリアを取り付ける、つまりナンバーをリアキャリア側に取り付ける場合には、この結束バンドを切っておかないと、ケーブルの長さが足りなくなります。
シート取り付けてからだと切るの難しいので、リアキャリアを取り付ける人は注意です。
リアキャリアの取り付け
後ろに何を付けるかは、人にもよると思うのですが、リアキャリアを付けました。
6カ所ネジ止めするだけなのですが、キャリア側のクリアランスが出てないのか、取り付けが結構大変でした。
ナンバーの取り付け
車体後部か、リアキャリア後部にステーがあるので取り付けします。
このときに六角ボルト側を表にすると締めるのが難しかったので、ネジとボルトを逆向きに取り付けて固定しました。
ミラーの取り付け・調整
作業としてはそのまま取り付けるだけです。
初期出荷モデルだとミラーの位置があまり良くなかったのですが、追加サポートでミラー交換になりました。
位置や見やすさなどは、自分の好みで調節すると良いと思います。ギア変換やウィンカースイッチなどハンドルについているパーツも多いので、どうしても見づらい場合などはオフセットアダプタ等を使ったり、ミラーを交換するのも手だと思います。
オプション
リアキャリアの土台にスペースは、上手く固定できればポーチなどなにかしら入れ込めそうです。ポーチを入れ込んだので、工具類と、ナンバー発行証、自賠責証を入れるスペースとして使いたいと思います。
実際に発生したトラブル
ちゃんと組み立てマニュアル読んだら書いてある事も多いですが、参考になるかもしれないので書いておきます。
・ヘッドライトを固定する金具に気づかず固定できなくてしばらく悩む→別途小袋に入っていた。
・ハンドルの電源長押しで電源が入らない→セキュリティキー(リモコン)の電源ボタンを2クリック。
・ブレーキの強度調節かとおもってブレーキ信号の出力ネジを弄ったら「ブレーキが常時かかっている状態=モータが止まっている状態」になってしまい、モード3でアクセルをひねっても走らなくて焦る→ブレーキ信号の出力ネジ(外側/前側の小さい方のネジ)を元に戻したら解決。
・リアキャリアにナンバープレートを取り付けようとして長さが足りなくて焦る→結束バンドで止まっているので切ったら伸びた。
・タイヤと泥よけが微妙に接触して異音(前後とも)→固定状態を変えたり押しずらして調整。
マーベリックs1の調整やメンテについては以下にもまとめましたのでご参考ください。
動作確認・試運転
バッテリーをつないで電源の投入、ヘッドライト/ハイビームの確認、テールランプ、ウィンカーの動作チェックをします。止まった状態でブレーキもある程度確認しておいた方が良いと思います。
バイクの状態が問題ないのを確認して試験走行です。あらかじめナンバー取得済、自賠責・任意保険加入済みだったので、そのまま公道を走ります。
10mくらい走ったところで異音がしたので、確認したところ後輪の泥よけがタイヤと接触してるっぽかったので、戻って調整しました。
それ以外は問題無く走りましたのでそのまま近所をテスト走行しました。アクセルをひねるとぐいぐい加速するので楽しいですね、ちょっとのつもりが10kmくらい走ってました、薄着だったので寒かったです。
以上、とりあえず組み立てから走行までの一通りの流れでした。