GPD WIN MAX2 の内臓SSD交換方法

GPD WIN MAX2 | ガジェット

GPD WIN MAX 2ですが、本体を分解することで内臓SSDが交換可能で、容量の大きいものやより高速なSSDに積み替えることでパフォーマンスアップが図れます。

SSDを交換する場合には本体内蔵スペースの関係で「片面実装のSSDのみ搭載可能」になっているので注意が必要です。(片面実装のSSD何種類かありますが、1TB以下の低容量のモデルは片面実装でも、2TBや4TBの大容量モデルは両面実装になっているタイプもあるので注意が必要です)

片面実装のSSDに関しては別途まとめてますのでそちらをご覧ください。

片面実装の内蔵SSD(NVMe)一覧

前準備

交換したSSDにOSのインストールをする必要がありますので「あらかじめ内臓SSDからOSごとクローンしておく」、「Windowsを新規インストールする」、「GPDのファームウェア(リカバリ用)USBディスクを作成しておく」などの準備が必要です。

OSの再インストールに関しては以下をご参考ください。

GPD WINMAX2のOSを再インストールする:ファームウェア(リカバリ)ディスク編

GPD WINMAX2のOSを再インストールする:SSDのクローン編

実際のSSD交換手順

SSDの交換、分解・交換した場合に保証がどうなるか、またそのアナウンス等は購入ルート・代理店でも変わってくるかとは思いますので、分解・交換は自己判断でお願い致します。

※以下の内容は本体を分解する行為を伴う危険な作業です。メーカー・ショップサポートが効かなくなるだけでなくファンやSSD、本体を破損する可能性もあります。分解や交換に伴う破損などのリスク判断、実行は自己責任でお願いします。

まずWIN MAX2を裏返し、背面ネジ4カ所と裏側のネジ7カ所をはずします。他のPCなどと比べてもネジ穴が非常に細いタイプなので、軸が細いプラスドライバー(精密ドライバー)などを利用することをお勧めします。

裏面の2230のSSD、LTEモジュールのハッチとネジは取り付けたままでも分解可能ですが、SSDやモジュールが差してある場合には取り外してから裏蓋を外してください。

固定のツメなどもなく、配線等はつながっていないので、ネジを外してそのまま裏蓋カバーを外すことが可能です。

カバーを外したらファンのネジを2ケ所はずします。

ファンのネジを外すと、ファンを起こして浮かせることができるようになります。ファンの電源ケーブル/コネクタが、本体につながっているので(下写真参照)気を付けて外します。

※小さいコネクタなので断線・破損に注意が必要です。心配な場合はケーブルを刺したまま浮かせた状態でSSDを外すことも可能なので、コネクタを外さないで次の作業に進んでください(下写真参照)。

細いドライバーであればファンを浮かせたままでネジを外すことが可能

CPUファン浮かせると、SSDの固定ネジがあるので外します。固定部分に小さいパーツが付いているので一緒に外します。

ネジと金具を外すとSSDが外れるので交換します。

ネジと金具を付ける→(ファンのコネクタを刺しなおす)→ファンのネジを締める→裏蓋を取り付けネジを付ける、と逆の手順でネジを取り付けて作業完了です。

OSのインストール

入れ替えたSSDへのWindowsのインストールは下記記事をご参考ください。

GPD WINMAX2のOSを再インストールする:ファームウェア(リカバリ)ディスクを使う場合

GPD WINMAX2のOSを再インストールする:ファームウェア(リカバリ)ディスクを使う

GPD WINMAX2のOSを再インストールする:SSDのクローン