GPD WINMAX2のOSを再インストールする:ファームウェア(リカバリ)ディスク編

GPD WIN MAX2 | ガジェット

Windowsのインストール方法

SSDを新しいものに交換した場合などには、何らかの方法で新しいSSDにOS(Windows)をインストールする必要があります。方法はいくつかありますが、3パターン紹介します。

 

※真っさらなSSDにWindowsをインストールする場合にはOSのライセンスキーが必要となるので「あらかじめWINMAX2のシリアルキーを確認しておく」「MicrosoftアカウントとGPD WINMAX2を紐付けておく」「別途Windowsのラインセンスを用意する(home以外のエディションを使いたい場合など)」といった準備が必要になります。

 

MicrosoftのWindowsインストーラーを使う

Microsoftの公式サイトで公開されているツールでWindowsのインストールUSBメモリを作成し、それを使ってWindowsをインストールします。 ハードウェア関連のドライバはGPD社から公開されているので、そちらをダウンロード/インストールします。 クリーンなWindowsを用意したい場合にはこちらが良いかもしれません。また、ライセンスを別途用意することでPro版など自分が使いたいディストリビューションをインストールすることが可能です。

 

ファームウェア(リカバリ)ディスクを使う

GPD社から、リカバリ用のUSBメモリを作成するデータが公開されているのでそちらをダウンロードしてSSDにWindowsをインストールすることができます。 DLとUSBメモリが作成出来ればあとは簡単なのと、リカバリ用のUSBメモリにもなるので何かあったときに初期化することが出来て便利です。

GPD WINMAX2のOSを再インストールする:ファームウェア(リカバリ)ディスク編

GPD WINMAX2のOSを再インストールする:ファームウェア(リカバリ)ディスクを使う場合

 

SSDをまるごとクローンする

SSDのクローンツールをつかって、SSDをまるごとコピーします。 現状の環境をそのままコピー出来るのがメリットです。容量が大きいSSDに変更する場合などはリカバリ領域の移動など、若干追加の手間が発生する場合があります。 GPD WINMAX2は2280サイズのSSDスロットはひとつしか無いので、本体のみで2280サイズのメインSSDを交換・クローンを行う場合には、SSDをなんらかの手段で外部接続する方法があります。USB接続のSSDケースを利用するのが一番手軽かと思います。SSDケースは交換後のSSDを外付けSSDとして再利用する場合にも使えます。

GPD WINMAX2のOSを再インストールする:SSDのクローン編

GPD WINMAX2のOSを再インストールする:SSDのクローンの場合

ファームウェア(リカバリ)ディスクを使う

GPD公式で公開されているファームウェアソフトを使う標準的な方法です。16GB以上のUSBメモリが必要です。

ライセンス認証の問題が生じる可能性があるので、あらかじめGPD WINMAX2のWindowsの初期設定を行いマイクロソフトアカウントでログインしておくか、Windows11のシリアルキーを取得しておいた方が良いと思います。

OSのインストール用リカバリディスクの作成について

まずGPDのサイトからファームウェアとドライバーをダウンロードしてきます。ファームウェアとありますが、リカバリディスク(作成ツール)ですね。

ファームウェア・ドライバ両方合わせても13GBくらいなので、16GBのUSBメモリがあればまとめて入ります。

GPD WINMax2ファームウェア&ドライバー&BIOS-深センGPDテクノロジー株式会社

※GPD社(gpd.hk)のDLリンクをクリックしたときに「ダウンロード過多でDLできない」と出た場合はしばらく(数日)たってからアクセスするとDownload可能になっているかと思います。

USBメモリをGPD WINMAX2か、別のPCに刺し、PCからUSBメモリを右クリックして「フォーマット」を選びます。

ファイルシステムは「NTFS」で、ボリュームラベルの方は任意ですが、「WINPE」にしてフォーマットします。ダウンロードしたファームウェアのファイルを解凍後、「Winmax_AMD_64HOME_UP795_21H2_WIN11-*******(*部分はバージョンによって変わります)」のフォルダの中身を丸ごとUSBメモリにコピーします。

Windowsのインストール

SSDの交換など物理的な作業が終了したら、先ほど作っておいたファームウェアUSBメモリをGPD WIN MAX2へ挿して起動します。

SSDにOSがインストールされていない場合には、自動的にUSBメモリから立ち上がるかと思います。SSDにOSが入っている場合など自動で立ち上がらない場合には電源投入時にF7キーを押せば起動媒体の選択画面が出るので、USBメモリを選択して起動します。

USBから起動すると特に断りもなく自動でWindowsのセットアップが始まります。

しばらくすると再起動され、Windowsの初期設定画面(言語の選択やWi-Fiの設定など)が始まりますので、必要な設定を行えばインストール完了です。

ライセンスの問題について

リカバリ後にシステム設定の「更新とセキュリティ」>「ライセンス認証」の項目などで「ライセンス認証ができません」という警告が出ている場合には、その場合にはすぐ下の「トラブルシューティング」を行うことでMicrosoftアカウントに紐づけられた認証が行われます。あらかじめMicrosoftアカウントアカウントでログインしていない場合には、取得しておいたプロダクトキーを入力するか、別途有効なプロダクトキーを用意する必要があります。