クリスタで3D素材を使う方法
クリスタでは3Dモデルを利用することができます。
3Dモデルを作るのには専用のソフトが必要ですが、素材として公開されているものも多いのでまずは試し素材を利用してみるのがよいと思います。
※3D機能に対応しているのは「CLIP STUDIO PAINT EX」のみです、PRO、DEBUTでは利用できません。
3D素材データについて
コミスタで利用できる3Dモデルのファイル形式にはFBX、LWO、LWS、OBJ、C2FR/C2FC、6KT、6KH、PEPに対応しています。よくわからない場合には「コミスタ/クリスタ対応」と表記されているものを探してみると良いと思います。
今回は素材として公開されているものを使ってみます。
学校の椅子・机(フリー素材)
ZIPファイルでダウンロードできるので展開しておきます。
この素材は「LWS」形式で作成されています。
3D素材の読み込み
①コミスタを立ち上げて、キャンパスを作成しておきます
②「椅子と机.lws」をコミスタにドラッグします
③素材が読み込まれます
3D素材の編集
配置した素材の編集は素材の左上にあるメニューとツールプロパティでおこないます。
左から
1 カメラ角度
2 カメラ位置
3 カメラのズームインズームアウト
4 素材の移動(高さ含)
5 素材の垂直回転
6 平行回転
7 水平移動(高さ変更無し)
の7項目です、アイコンの上にマウスポインタを合わせ上下左右にドラッグするとカメラと素材の位置関係が変化します。
カメラ角度を変更してそれらしい角度にしてみます
3D素材はツールプロパティからも変更可能です
素材は画面一杯に配置されることが多いので、大きすぎる場合には「オブジェクトスケール」の値を小さくすると素材が小さくなります。同じサイズ(縮尺)で作られた複数の素材を利用する場合にはこのオブジェクトスケールの数字を合わせておくと同じ縮尺で利用できます。
3D素材のLT変換
3D素材はトーン化・ラスター可することができます。
3D素材のレイヤーを右クリックして「レイヤーのLT変換」をクリックします
ベクター化やトーン化、それらの細かい設定が調整できます
設定を決め「OK」をクリックすると変換開始します
(素材や設定、PCスペックなどにもよりますが結構時間がかかります)
素材が変換されました
LT変換後はレイヤー分けされ他の画像と同じように編集・修正が可能になります。
元の3D素材のレイヤーはLT変換を行っても無くならないので、複数の設定を作成してみるのも簡単です。
以上、3D素材利用の簡単な流れを取り扱ってみました。